第六章：富裕層サロンの集客戦略から一部抜粋。

富裕層の新規顧客獲得のハードルはあがるばかりです。そこで、まずは、既存顧客を活用し、新規顧客を獲得する方法を紹介します。

顧客紹介イベント例　５大シャトーを飲む会
ワイン好きの既存顧客のために５大シャトー（高級ワインの例です）を飲む会というイベントを企画し、招待します。通常だと参加費は１０万円以上となりますが、今回は〇万円とし、足りない部分は主催会社が負担します。そのかわりこのワインの価値がわかる友人を１名以上連れてきてくださいと依頼します。富裕層の友人は高い確率で富裕層です。さらに、このワインの価値がわかる友人はほぼ間違いなく富裕層です。そのイベントの場の後半で、主催している会社や商品・サービスのことをさりげなく友人に紹介してもらうのです。高い確率で話を聞いてくれ、提案→クロージングへとつなげます。
特に、広告などではアピールが難しい商材・サービスを扱っている企業に有効です。

成功確率をあげるためには以下の２点が重要です。
①既存顧客のロイヤリティを醸成しておくこと
富裕層サロンを作り、日ごろから付加価値サービスなどを提供することで、既存顧客のロイヤリティを醸成しておきます。そうすると、連れてきてくれる友人知人もその主催会社が提供する商品・サービスに興味がありそうな方をわざわざ連れてきてくれます。
②営業スタッフをそろえること
既存顧客が富裕層を連れてきてくれても、営業部隊がうまく声掛けできなければ、成果はあがりません。ある企業さんでは、場に飲まれ、富裕層相手に尻込みしてしまい、営業スタッフが壁の花となり、まったく成果がでないこともありました。富裕層相手を得意としている営業スタッフをアサインしてください。

今回は高級ワインを例にあげましたが、旬の食材（例：トリュフ、上海ガニなど）であれば、いくらでも応用ができます。